Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       strcoll - 現在のロケールを使用して二つの文字列を比較する

書式

       #include <string.h>

       int strcoll(const char *s1, const char *s2);

説明

       strcoll() 関数は二つの文字列 s1s2 を比較する。 この関数は、s1s2 よりも小さいか、等
       しいか、大きいかによって それぞれ負の整数、0、正の整数を返す。  比較は、プログラムの現在の
       ロケールの  LC_COLLATE カテゴリーに応じて 解釈された文字列に基づいて行われる (setlocale(3)
       参照)。

返り値

       strcoll()  関数は、s1s2  よりも小さいか、等しいか、  大きいかによって、それぞれ負の整
       数、0、正の整数を返す。 どちらの文字列も現在のロケールに応じて解釈されたものが使用される。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬────────────────┐
       │インターフェース属性             │
       ├─────────────────┼───────────────┼────────────────┤
       │strcoll()        │ Thread safety │ MT-Safe locale │
       └─────────────────┴───────────────┴────────────────┘

準拠

       POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C89, C99, SVr4, 4.3BSD.

注意

       POSIX および C ロケールにおいては、 strcoll()  は strcmp(3)  と等価である。

関連項目

       bcmp(3), memcmp(3), setlocale(3), strcasecmp(3), strcmp(3), string(3), strxfrm(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。