Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all
名前
towctrans - ワイド文字の変換
書式
#include <wctype.h> wint_t towctrans(wint_t wc, wctrans_t desc);
説明
wc がワイド文字ならば、 towctrans() 関数は変換記述子 desc に従ってその文字を変換する。wc が WEOF ならば、 WEOF が返される。 desc は、 wctrans(3) が返した変換記述子でなければならない。
返り値
towctrans() 関数は、変換結果のワイド文字を返す。wc が WEOF ならば、WEOF を返す。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。 ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐ │インターフェース │ 属性 │ 値 │ ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤ │towctrans() │ Thread safety │ MT-Safe │ └─────────────────┴───────────────┴─────────┘
準拠
POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C99.
注意
towctrans() の動作は、現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリーに依存する。
関連項目
towlower(3), towupper(3), wctrans(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの 説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。