Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       ulimit - ユーザー制限を取得・設定する

書式

       #include <ulimit.h>

       long ulimit(int cmd, long newlimit);

説明

       注意:  このルーチンは古い。 代わりに getrlimit(2), setrlimit(2), sysconf(3) などを用いるこ
       と。 シェルコマンドとしての ulimit()  については、 bash(1)  を見ること。

       ulimit()  は呼び出し元のプロセスに関する制限のいくつかを取得・設定する。 cmd  引数には、以
       下の値のうちのどれか一つを与えることができる。

       UL_GETFSIZE
              ファイルサイズに関する制限を返す。単位は 512 バイト。

       UL_SETFSIZE
              ファイルサイズに関する制限を設定する。

       3      (Linux では実装されていない)  データセグメントで指定できるアドレスの最大値を返す。

       4      (実装されているが、対応するシンボリックな定数は存在しない)   プロセスがオープンでき
              るファイル数の最大値を返す。

返り値

       成功すると ulimit()  は 0 または正の値を返す。 エラーが生じると -1 を返し、 errno を適切な
       値に設定する。

エラー

       EPERM  非特権プロセスが制限値を増加させようとした。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │ulimit()         │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       SVr4, POSIX.1-2001.  POSIX.1-2008 は ulimit()  を廃止予定としている。

関連項目

       bash(1), getrlimit(2), setrlimit(2), sysconf(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。