Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all
名前
suffixes - ファイルの接尾辞 (suffix) のリスト
説明
習慣的にファイルの接尾 (suffix) はファイルの内容を示している。 この接尾は (典型的には) ピ リオド (.) とそれに続く一つ以上の文字からなっている。 コンパイラーのような、多くの標準的 なユーティリティは、 この接尾を使用して取り扱うファイルの型を理解する。 make(1) ユーティ リティはファイルの接尾に基づいたルールに従って動作する。 以下は Linux システムでよく見られる接尾のリストである。 │ Suffix │ File type ──────────────├────────────────────────────────────────────────────────── ,v │ RCS (リビジョンコントロール) のためのファイル - │ バックアップファイル .C │ C++ のソースコード、.cc と等価 .F │ cpp(1)命令をもったフォートランのソース │ または freeze(1) で圧縮されたファイル .S │ cpp(1)命令をもったアセンブラソース .Y │ yabba(1) で圧縮されたファイル .Z │ compress(1)で圧縮されたファイル .[0-9]+gf │ TeX の一般フォント .[0-9]+pk │ TeX の圧縮フォント .[1-9] │ 対応する章のマニュアルページ .[1-9][a-z] │ サブセクション付きマニュアルページ .a │ オブジェクトコードの静的ライブラリ .ad │ X のアプリケーションのデフォルトファイル .ada │ Ada のソース(本体か枝葉か組み合わせ) .adb │ Ada のソース本体 .ads │ Ada のソース仕様 .afm │ PostScript のフォントメトリクス .al │ Perl のオートロードファイル .am │ automake(1) の入力ファイル .arc │ arc(1)のアーカイブ .arj │ arj(1)のアーカイブ .asc │ PGP の ASCII 化されたデータ .asm │ (GNU) アセンブラのソース .au │ オーディオサウンドファイル .aux │ LaTeX の補助ファイル .avi │ (Microsoft ビデオ) ムービー .awk │ AWK 言語のプログラム .b │ LILO のブートローダーイメージ .bak │ バックアップファイル .bash │ bash(1) シェルスクリプト .bb │ ベーシックブロックリスト │ (gcc -ftest-coverage が生成する) .bbg │ ベーシックブロックグラフ │ (gcc -ftest-coverage が生成する) .bbl │ BibTeX の出力 .bdf │ X のフォントファイル .bib │ TeX 文献データベース, BibTeX の入力 .bm │ ビットマップのソース .bmp │ ビットマップ .bz2 │ bzip2(1) を使用して圧縮されたファイル .c │ C のソースコード .cat │ メッセージカタログファイル .cc │ C++ のソースコード .cf │ 設定ファイル .cfg │ 設定ファイル .cgi │ WWW のコンテンツを作成するプログラム .cls │ LaTeX のクラス定義ファイル .class │ Java のコンパイルされたバイトコード .conf │ 設定ファイル .config │ 設定ファイル .cpp │ .cc と同じ .csh │ csh(1) シェルスクリプト .cxx │ .cc と同じ .dat │ データファイル .deb │ Debian のソフトウェアパッケージ .def │ Modula-2 ソースのモジュール定義ファイル .def │ その他の定義ファイル .desc │ munpack(1) でアンパックされた │ メールの最初の部分 .diff │ ファイル差分 (diff(1) コマンドの出力) .dir │ dbm データベースのディレクトリファイル .doc │ ドキュメントファイル .dsc │ Debian のソース制御ファイル (ソースパッケージ) .dtx │ LaTeX パッケージのソース .dvi │ TeX のデバイス独立出力ファイル .el │ Emacs-Lisp のソース .elc │ コンパイルされた Emacs-Lispのコード .eps │ カプセル化されたPostScript .exp │ Expect のソースコード .f │ Fortran のソースコード .f77 │ Fortran 77 のソースコード .f90 │ Fortran 90 のソースコード .fas │ プリコンパイルされた Common-Lispのコード .fi │ フォートランのインクルードファイル .fig │ FIG イメージファイル (xfig(1) で使用される) .fmt │ TeX フォーマットファイル .gif │ グラフィックイメージ (Compuserve Graphics Image File) .gmo │ GNU フォーマットメッセージカタログ .gsf │ ghostscript のフォント .gz │ gzip(1) を使用して圧縮されたファイル .h │ C または C++ のヘッダーファイル .help │ ヘルプファイル .hf │ .help に同じ .hlp │ .help に同じ .htm │ 貧乏人の .html .html │ World Wide Web で使用する HTML の文書 .hqx │ 7 ビットエンコードされた Macintosh ファイル .i │ プリプロセスを行なった C のソースコード .icon │ ビットマップのソース .idx │ ハイパーテキストやデータベースの │ インデックスファイル .image │ ビットマップのソース .in │ コンフィギュレーションのテンプレート (特に GNU Autoconf) .info │ Emacs info ファイル .info-[0-9]+ │ 分割された info ファイル .ins │ docstrip の LaTeX パッケージインストールファイル .itcl │ itcl のソースコード │ itcl (incr tcl) は tcl の OO 拡張 .java │ Java のソースコード .jpeg │ グラフィックイメージ (Joint Photographic Experts Group) .jpg │ 貧乏人の .jpeg .kmap │ lyx(1) のキーマップ .l │ .lex または .lisp に同じ .lex │ lex(1) または flex(1) ファイル .lha │ lharc アーカイブ .lib │ Common-Lisp のライブラリ .lisp │ Lisp のソースコード .ln │ lint(1) で使用するためのファイル .log │ ログファイル, 特に TeX によって生成される .lsm │ Linux ソフトウェアマップの見出し .lsp │ Common-Lisp のソースコード .lzh │ lharc アーカイブ .m │ Objective-C ソースコード .m4 │ m4(1) のソースコード .mac │ いろいろなプログラムでのマクロファイル .man │ マニュアルページ (大抵はフォーマットされていない) .map │ 各種プログラムのマップファイル .me │ me マクロパッケージを使用した Nroff のソース .mf │ メタフォント (TeX のフォント作成ツール) のソース .mgp │ MagicPoint ファイル .mm │ mm マクロを使用した groff(1) のソース .mo │ メッセージカタログのバイナリ .mod │ Modula-2 のモジュール実装のためのソースコード .mov │ (quicktime) ムービー .mp │ Metapost のソース .mp2 │ MPEG レイヤー 2 (オーディオ) ファイル .mp3 │ MPEG レイヤー 3 (オーディオ) ファイル .mpeg │ ムービーファイル .o │ オブジェクトファイル .old │ 古いファイル、またはバックアップファイル .orig │ patch(1) による (オリジナルの) バックアップファイル .out │ 出力ファイル、大抵は実行プログラムである (a.out) .p │ pascal のソースコード .pag │ dbm データベースのデータファイル .patch │ patch(1) で使用するための差分ファイル .pbm │ グラフィックイメージ (portable bitmap format) .pcf │ X11 のフォントファイル .pdf │ Adobe Portable Data Format │ (Acrobat/acroread や xpdf で使用する) .perl │ Perl のソースコード (.ph, .pl, .pm を参照) .pfa │ PostScriptのフォント定義 (ASCII フォーマット) .pfb │ PostScriptのフォント定義 (バイナリフォーマット) .pgm │ グラフィックイメージ (portable greymap format) .pgp │ PGP のバイナリデータ .ph │ Perl のヘッダーファイル .php │ PHP のプログラムファイル .php3 │ PHP3 のプログラムファイル .pid │ デーモンの PID を格納したファイル (crond.pid など) .pl │ TeX のプロパティリストまたは Perl のライブラリ .pm │ Perl のモジュール .png │ グラフィックイメージ (Portable Network Graphics) .po │ メッセージカタログのソース .pod │ perldoc(1) ファイル .ppm │ グラフィックイメージ (portable pixmap format) .pr │ ビットマップのソース .ps │ PostScript ファイル .py │ python のソース .pyc │ コンパイルされた python .qt │ quicktime ムービー .r │ RATFOR のソース (廃語) .rej │ patch(1) に失敗した pacth ファイル .rpm │ RPM のソフトウェアパッケージ .rtf │ リッチテキストフォーマット .rules │ 何かのためのルール .s │ アセンブラのソース .sa │ a.out 共有ライブラリのためのスタブライブラリ .sc │ sc(1) のスプレッドシート命令 .scm │ Scheme のソースコード .sed │ sed のソースファイル .sgml │ SGML ソース .sh │ sh(1) のスクリプト .shar │ shar(1) ユーティリティで作成されたアーカイブ .so │ 共有ライブラリまたは動的ロードオブジェクト .sql │ SQL のソース .sqml │ SQML の schema または query program .sty │ LaTeX のスタイルファイル .sym │ Modula-2 のコンパイルされた定義モジュール .tar │ tar(1) ユーティリティで作成されたアーカイブ .tar.Z │ compress(1) で圧縮された tar(1) アーカイブ .tar.bz2 │ bzip2(1) で圧縮された tar(1) アーカイブ .tar.gz │ gzip(1) で圧縮された tar(1) アーカイブ .taz │ compress(1) で圧縮された tar(1) アーカイブ .tcl │ tcl のソースコード .tex │ TeX または LaTeX のソース .texi │ .texinfo に同じ .texinfo │ texinfo 文書のソース .text │ テキストファイル .tfm │ TeX のフォントメトリック .tgz │ gzip(1)で圧縮された tar(1) アーカイブ .tif │ 貧乏人の .tiff .tiff │ グラフィックイメージ (Tagged Image File Format) .tk │ tcl/tk スクリプト .tmp │ 一時ファイル .tmpl │ テンプレートファイル .txt │ .text に同じ .uu │ .uue に同じ .uue │ uuencode(1) で符号化されたバイナリファイル .vf │ TeX の仮想フォントファイル .vpl │ TeX の仮想プロパティリストファイル .w │ Silvio Levi の CWEB .wav │ ウェーブサウンドファイル .web │ Donald Knuth の WEB .wml │ Web Meta Language のソースファイル .xbm │ X11 ビットマップのソース .xcf │ GIMP グラフィックファイル .xml │ XML (拡張記述言語)ファイル .xpm │ X11 ピクスマップのソース .xs │ h2xs で生成される Perl xsub ファイル .xsl │ XSL スタイルシート .y │ yacc(1) または bison(1) のファイル .z │ pack(1) (または古い gzip(1)) で圧縮されたファイル .zip │ zip(1) アーカイブ .zoo │ zoo(1) アーカイブ ~ │ Emacs または patch(1) のバックアップファイル rc │ 起動ファイル (`run control') (例 .newsrc)
準拠
一般的な UNIX の作法。
バグ
このリストは完全ではない。
関連項目
file(1), make(1)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの 説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。