Provided by: gfsd_2.7.20+dfsg-1build1_amd64
NAME
gfsd - Gfarmファイルシステム・デーモン
SYNOPSIS
gfsd [オプション]
DESCRIPTION
gfsdは、Gfarmライブラリと協調して動作し、Gfarmファイルシステ ムを実現するデーモンプログラ ムです。 gfsdはファイルシステムノードの全ホスト上で、 root権限であらかじめ立ち上げておく必 要があります。 gfsdが提供するのは、ファイルの実体へのアクセスです。 gfsd が利用するポート番号は、gfmd が 管理するメタデータから取得します。 gfsdはユーザ権限で動作させることも可能ですが,この場合他のユーザはこ のgfsdを利用すること ができません。 詳細はSETUP.private.jaを参照してください。
OPTIONS
-F ログファイル ログファイルを指定します。 -L ログレベル このオプションで指定したレベル以上の優先度のログを出力します。 指定できる値 はgfarm2.conf(5)のlog_levelの項を参照してください。 -P PIDファイル gfsdのprocess IDを、指定したファイルに記録します。 -c 起動時に、スプールディレクトリの検査を行います。ファイルシステムノード のホスト名が変 わったときに利用すると、正しく格納されているファイルをメ タデータサーバに登録すること ができます。 -cオプションを2回指定すると(または -ccオプション)、メタデータサーバに登録されていない 無効 なファイルを消去することができます。 -cオプションを3回指定すると(または -cccオプション)、メタデータサーバに登録されていない 無 効なファイルをGfarmファイルシステムのlost+foundディクトリに移動すること ができま す。さらに、ファイルシステムノード上に存在しないファイルを指し ている、無効なメタデー タを削除します。標準でこの動作です。 -d デバッグオプションです。デーモンとしてではなく、フォアグラウンド・ プロセスとして立ち 上がります。 このオプションを指定し、かつ-Lオプションを指定しなかった 場合、ログレベルはdebugとなり ます。 -f 設定ファイル 起動時に読み込む設定ファイルを指定します。 -h ホスト名 自ホストのカノニカルなホスト名を指定します. -l IPアドレス gfsdがTCPおよびUDPの要求を受け付けるIPアドレスを指定します。 オプション省略時は、その ホストの全てのIPアドレスで受け付けます。 このオプションは、一つのノードで複数のスプー ルを提供する場合に、 それぞれのスプールごとに、別々のIPアドレスを使ってgfsdを起動する ために用います。 -r スプール・ディレクトリ gfsdが、ファイルの実体を保持するディレクトリ名を指定します。 このオプションを複数回( 最大5回まで)指定することにより複数のディレクトリを指定可能です。 -s syslogファシリティ gfsdがエラー報告に用いるsyslogのファシリティを指定します。省略 した場合には、local0を 使用します。 -v 認証処理に関するログを詳しく出力します。 GSI認証の問題を解決する場合に有用なオプション です。 -? 引数オプションを表示します。
FILES
%%SYSCONFDIR%%/gfarm2.conf gfsdが参照する設定ファイルです。
SEE ALSO
gfarm2.conf(5)