Provided by: freewnn-jserver_1.1.1~a021+cvs20130302-7build1_amd64
名称
jserver 日本語マルチクライアントサーバ(インターネット対応版)
形式
/usr/local/bin/Wnn4/jserver [-f file] [-s file] [-h file] [-N #] [-p port] [-u46] /usr/local/bin/Wnn4/jserver -v
機能
日本語入力における仮名漢字変換を、複数のユーザに提供する。 日本語入出力環境は、uum(1)に よって提供されるが、その際の日本語文法解析を 受け持つ。 通常システム立ち上げ時に、(/etc/rc コマンドで) 起動される。 jserver は、起動時に /usr/local/lib/wnn/ja_JP/jserverrc(4) に設定 された辞書を読み込む。 jserver は、全ユーザの頻度、登録可能辞書を一括して管理する。 それら の管理のためのディレクトリは jserverrc 中の jserver_dir というエントリ で指定される。
起動形式
通常、システム立ち上げ時に起動される (/etc/rc) が、もし、マニュアルで 立ち上げる必要のある 場合は、以下のとおり。 /usr/local/bin/Wnn4/jserver 以下のオプションによって、動作を指定する。 -f file デフォルトの jserverrc の代わりに、file を初期化ファイル として読み込む -s file jserver のログファイルを取る。file が、"-" の時には、 標準エラー出力に出力される。 -h file 品詞ファイル名を指定する。 -N 数字 serverNO を指定した数字に設定する。serverNO は、jserver を複数立ち上げ た時に、そ れぞれを区別する番号である。jserver を一つしか動かさない場合 は serverNO の指定は 不要で、デフォルト値として 0 が使われる。2つめ以降 の jserver を起動する時は -N 1, -N 2, -N 3 というように一つづつ serverNO を増やして立ち上げなければならない。 -p 数字 ポート番号の基準値を指定した数字に設定する。serverNO を指定していない 場合(つまり jserver を一つしか動かしていない場合)は、この値がそのまま ポート番号として使われ る。複数の jserver を動かしている場合は、実際の ポート番号はこの値に serverNO を足 した値となる。このオプションを省略し た場合はデフォルト値として getservbyname で取 得された値が使われる。 getservbyname で取得できない場合はヘッダファイル jd_sock.h で定義され ている WNN_PORT_IN の値が使われる。 -u unix domain socket を使用する。 -4 inet socket を使用する。 -6 inet6 socket を使用する。 -u, -4, -6 のいずれも指定しない場合は、全てのプロトコルが使用される。 -v jserverのバージョン(とヘルプ)を表示する。(サーバとしては起動しない)
ファイル
/tmp/jd_sockV4
関連項目
jserverrc(4)
バグ
現在の jlib の実装は unix domain, inet, inet6 の全ての port で接続可能 であることを要求し ているため -u,-4,-6 の各オプションは現在は役に立たない。 23 June 2001 JSERVER(8)