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名前

       grub-mkrescue - GRUB レスキューイメージの生成

書式

       grub-mkrescue [OPTION...] [OPTION] SOURCE...

説明

       GRUB  によりブート可能な  CD-ROM、ディスク、ペンドライブ、フロッピーの各イメージを生成しま
       す。

       --compress=no|xz|gz|lzo
              GRUB ファイルを圧縮します。 [任意]

       --dtb=FILE
              指定された DTB を埋め込みます。

       -d, --directory=DIR
              DIR 配下のイメージとモジュールを使います。 [デフォルト=/usr/lib/grub/<platform>]

       --disable-shim-lock
              shim_lock 確認を無効にします。

       --fonts=FONTS
              FONTS をインストールします。 [デフォルト=unicode]

       --install-modules=MODULES
              MODULES とその依存モジュールのみをインストールします。 [デフォルト=all]

       -k, --pubkey=FILE
              署名チェックに対する公開鍵として FILE を埋め込みます。

       --locale-directory=DIR DIR 配下のロケールデータを用います。
              [デフォルト=/usr/share/locale]

       --locales=LOCALES
              LOCALES のみをインストールします。 [デフォルト=all]

       --modules=MODULES
              指定されたモジュール MODULES をプリロードします。

       --sbat=FILE
              SBAT メタデータ。

       --themes=THEMES
              THEMES をインストールします。 [デフォルト=starfield]

       -v, --verbose
              詳細メッセージ表示を行います。

       --arcs-boot
              ARCS  (ビッグエンディアンの  mips  マシン、たいていは  SGI)  ブートを有効にします。
              HFS+, APM, sparc64 は無効になります。 そして i386-pc に対するディスクイメージとして
              起動します。

       --core-compress=xz|none|auto
              コアイメージに対して用いる圧縮形式を選びます。

       --label-bgcolor=COLOR
              ラベルの背景色として COLOR を用います。

       --label-color=COLOR
              ラベルに対して COLOR を用います。

       --label-font=FILE
              ラベルに対するフォントとして FILE を用います。

       -o, --output=FILE
              出力結果を FILE に保存します。 [必須]

       --product-name=STRING
              製品名として STRING を用います。

       --product-version=STRING
              製品バージョンとして STRING を用います。

       --rom-directory=DIR
              ROM イメージを DIR に保存します。 [任意]

       --sparc-boot
              sparc ブートを有効にします。 HFS+, APM, ARCS は無効になります。 そして  i386-pc  の
              ディスクイメージとしてブートします。

       --xorriso=FILE
              FILE を xorriso として用います。 [任意]

       -?, --help
              ヘルプ一覧を表示します。

       --usage
              簡単な使用方法を表示します。

       -V, --version
              プログラムバージョンを表示します。

       ロングオプションにおいて必須の引数または任意の引数になっているものは、  ショートオプション
       においても同じく必須または任意です。

       ブート可能な CD/USB/フロッピーイメージを生成します。  このプログラムに対するオプション以外
       の引数は  xorriso に受け渡されます。 そこにはソースファイル、 ソースディレクトリなどがあり
       ます。 また `xorriso -as mkisofs -help' の出力に示される mkisofs  のオプションも指定可能で
       す。

       オプション -- は xorriso のネイティブコマンドモードに切り替えます。

       xorriso のサポートは <bug-xorriso@gnu.org> までメールしてください。

バグ報告

       バグ報告は <bug-grub@gnu.org> までお願いします。

関連項目

       grub-mkimage(1)

       grub-mkrescue    の完全なドキュメントは   Texinfo   マニュアルとしてメンテナンスされていま
       す。infogrub-mkrescue の両プログラムが適切にインストールされていれば、以下のコマンド

              info grub-mkrescue

       を実行して完全なマニュアルを参照できます。