Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all
名前
md5sum - MD5 メッセージダイジェストの計算と照合を行う
書式
md5sum [OPTION]... [FILE]...
説明
MD5 (128-bit) チェックサムを表示または照合します。 ファイルの指定がない場合や FILE が - の場合, 標準入力から読み込みを行います。 -b, --binary バイナリモードで読み込む -c, --check FILE から MD5 チェックサムを読み込み、照合する --tag BSD 形式のチェックサムを作成する -t, --text テキストモードで読み込む (デフォルト) -z, --zero 出力行の区切りとして改行文字ではなく NUL を使用し、 ファイル名のエスケープを行わな い 次の5 つのオプションはチェックサムを照合する場合にのみ有効です: --ignore-missing ファイルが存在しない場合に失敗もせずステータスも表示しない --quiet ファイルのチェックサムの照合が成功したときに OK を表示しない --status 何も出力しない。終了コードで結果を判別する --strict 不正な形式のチェックサム行の場合に 0 以外のコードで終了する -w, --warn チェックサム行の書式が不正な場合に警告を行う --help 使い方を表示して終了する --version バージョン情報を表示して終了する チェックサムは RFC 1321 に記載されている通りに計算されます。照合の際に、 入力はこのプログ ラムによって出力された形式でなければなりません。 デフォルトの動作では、各行は、チェックサ ム、スペース、入力モードを 示す文字 (バイナリの場合は '*'、テキストの場合やバイナリかどう かが 重要でない場合は ' ')、ファイル名で構成されます。 注意: GNU システムではバイナリーモードとテキストモードで違いはない。 GNU coreutils のオンラインヘルプ: <https://www.gnu.org/software/coreutils/> 翻訳に関するバ グは <https://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 詳細な文書 <https://www.gnu.org/software/coreutils/md5sum> (ローカルでは info '(coreutils) md5sum invocation' で参照可能)。
バグ
セキュリティ関連の目的では MD5 アルゴリズムは使用しないこと。 代わりに、SHA-2 アルゴリズム か BLAKE2 アルゴリズムを使用すること。 SHA-2 アルゴリズムは sha224sum(1), sha256sum(1), sha384sum(1), sha512sum(1) プログラムで実装されています。 BLAKE2 アルゴリズムは b2sum(1) で実装されています。
作者
作者 Ulrich Drepper、 Scott Miller、および David Madore。
著作権
Copyright © 2020 Free Software Foundation, Inc. ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <https://gnu.org/licenses/gpl.html>. This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
関連項目
md5sum の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および md5sum のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド info md5sum を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。