Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       rdate - ネットワーク経由で日付と時刻を得る

書式

       rdate [-p] [-s] [-u] [host...]

説明

       rdate  は RFC 868 に記述されているプロトコルを用い、TCP か UDP を使って他のマシンの 現在の
       時刻を得る。それぞれのシステムの時刻は ctime(3) 形式で表示する。 以下に例を示す:

              % rdate uci mc
              [uci]   Sun Mar 24 20:35:41 1985
              [mc]    Sun Mar 24 20:36:19 1985

   オプション
       -p     リモートマシンから得た時刻を表示する。これがデフォルトのモードである。

       -s     ローカルシステムの時刻をリモートマシンから得たものに合わせる。 当然ながら、root  が
              用いた場合のみ効果がある。

       -u     時刻を得るのに TCP の代わりに UDP を用いる。 5 秒以内に応答がなかった場合は時間切れ
              として扱う。

ファイル

       /etc/services  サービス名をソケット番号に対応付ける
       /etc/hosts     ホスト名をインターネットアドレスに対応付ける

履歴

       24-Mar-85  Rochester 大学の Lee Moore
              作成。

       10-Oct-94  Andy Tefft <teffta@crypt.erie.ge.com>
              Linux 1.1.52 用にアップグレード。root が実行した時はシステムの 時刻を設定する様に変
              更。

       23-Sep-96  Richard Henderson <rth@tamu.edu>
              32 bit と仮定していたのを修正し、モードオプションを追加。

       04-May-99  Ken Yap <ken.yap@acm.org>
              UDP を使うコードを追加。

バグ

       UDP での時間切れの処理は 2 つめ以降のサーバーには動作しない。 signal(2) の動作に何か関係が
       あるのかも知れないが、 筆者は理解していない。

                                             3/24/85                                     RDATE(1)