Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       removexattr, lremovexattr, fremovexattr - 拡張属性を削除する

書式

       #include <sys/types.h>
       #include <sys/xattr.h>

       int removexattr(const char *path, const char *name);
       int lremovexattr(const char *path, const char *name);
       int fremovexattr(int fd, const char *name);

説明

       Extended  attributes  are  name:value  pairs  associated  with inodes (files, directories,
       symbolic links, etc.).  They are extensions to the normal attributes which are  associated
       with  all inodes in the system (i.e., the stat(2)  data).  A complete overview of extended
       attributes concepts can be found in xattr(7).

       removexattr()  は、ファイルシステム内の指定された path に対応する、名前 name  の拡張属性を
       削除する。

       lremovexattr()  は removexattr()  と同じだが、シンボリックリンクの場合に、リンクが参照して
       いるファイル ではなく、リンクそのものの情報を削除する点だけが異なる。

       fremovexattr()  は removexattr()  と同じだが、 path の代わりに fd で参照されたオープン済み
       ファイルから拡張属性を削除するだけである点が異なる (fdopen(2)  によって返される)。

       An  extended  attribute  name  is a null-terminated string.  The name includes a namespace
       prefix; there may be several, disjoint namespaces associated with an individual inode.

返り値

       成功した場合、0 が返される。 失敗した場合、 -1 が返され、 errno に適切な値がセットされる。

エラー

       ENODATA
              The named attribute does not exist.

       ENOTSUP
              拡張属性がそのファイルシステムでサポートされていない、 もしくは無効になっている。

       上記に加えて、 stat(2) に書かれているエラーが発生する場合もある。

バージョン

       これらのシステムコールはカーネル 2.4 以降の Linux で利用できる。 glibc  でのサポートはバー
       ジョン 2.3 以降で行われている。

準拠

       これらのシステムコールは Linux 独自である。

関連項目

       getfattr(1),   setfattr(1),  getxattr(2),  listxattr(2),  open(2),  setxattr(2),  stat(2),
       symlink(7), xattr(7)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。