Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       cimag, cimagf, cimagl - 複素数の虚部を取得する

書式

       #include <complex.h>

       double cimag(double complex z);
       float cimagf(float complex z);
       long double cimagl(long double complex z);

       -lm でリンクする。

説明

       これらの関数は複素数 z の虚部を返す。

       次の関係が成立する:

           z = creal(z) + I * cimag(z)

バージョン

       これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌────────────────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├────────────────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │cimag(), cimagf(), cimagl() │ Thread safety │ MT-Safe │
       └────────────────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.

注意

       gcc では __imag__ を使うこともできるが、 これは GNU による拡張である。

関連項目

       cabs(3), creal(3), complex(7)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                            2015-04-19                                   CIMAG(3)