Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       difftime - 時刻の間隔の計算

書式

       #include <time.h>

       double difftime(time_t time1, time_t time0);

説明

       関数 difftime()  は時刻 time0 から 時刻 time1 までの経過時間を double 型で返す。各々の時刻
       はカレンダー時間で指定する。 つまり、紀元 (Epoch; 1970-01-01 00:00:00 +0000 (UTC))  からの
       経過時間を秒単位で指定する。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │ difftime()      │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C89, C99, SVr4, 4.3BSD.

注意

       POSIX  システムでは  time_t は数値型なので、引き算の際に起こる可能性のあるオーバーフローを
       気にしない場合は、単純に

           #define difftime(t1,t0) (double)(t1 - t0)

       と定義できる。

関連項目

       date(1), gettimeofday(2), time(2), ctime(3), gmtime(3), localtime(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。