Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       exp10, exp10f, exp10l - 基数が 10 の指数関数

書式

       #define _GNU_SOURCE         /* feature_test_macros(7) 参照 */
       #include <math.h>

       double exp10(double x);
       float exp10f(float x);
       long double exp10l(long double x);

       -lm でリンクする。

説明

       これらの関数は 10 の x 乗の値を返す。

返り値

       成功すると、これらの関数は 10 の x 乗を返す。

       無限大や  NaN  の扱いや、オーバーフローとアンダーフローなどの さまざまな特別な状況について
       は、 exp(3)  を参照のこと。

エラー

       これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7)  を
       参照のこと。

       これらの関数で発生するエラーについては、 exp(3)  を参照のこと。

バージョン

       これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │exp10(), exp10f(), exp10l()  │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       これらの関数は GNU による拡張である。

バグ

       バージョン  2.19 より前では、これらの関数の glibc 実装はアンダーフローエラーが発生した場合
       に errnoERANGE を設定しなかった。

関連項目

       cbrt(3), exp(3), exp2(3), log10(3), sqrt(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。