Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       ffs, ffsl, ffsll - ワードの中で最初にセットされているビットの検出

書式

       #include <strings.h>

       int ffs(int i);

       #include <string.h>

       int ffsl(long i);

       int ffsll(long long i);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       ffs():
           glibc 2.10 以降:
                   _XOPEN_SOURCE >= 700
                   || ! (_POSIX_C_SOURCE >= 200809L)
                   || /* Glibc since 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
                   || /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
           glibc 2.10 より前:
               なし
       ffsl(), ffsll():
           glibc 2.27 以降:
                   _DEFAULT_SOURCE
           glibc 2.27 より前:
                   _GNU_SOURCE

説明

       ffs()   関数は、ワード  i の中で最初にセットされている (最下位)ビットの位置を返す。 最下位
       ビットの位置は 1、最上位ビットの位置は例えば 32 や 64 である。 ffsll()  関数と ffsl()   関
       数も同様だが、 異なったサイズの引数をとる。

返り値

       これらの関数は、最初にセットされているビットの位置を返し、  i のどのビットもセットされてい
       なければ 0 を返す。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌───────────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├───────────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │ffs(), ffsl(), ffsll() │ Thread safety │ MT-Safe │
       └───────────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       ffs(): POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, 4.3BSD.

       関数 ffsl()  と ffsll()  は glibc による拡張である。

注意

       BSD システムでは <string.h> にプロトタイプがある。

関連項目

       memchr(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。