Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       gcvt - 浮動小数点数を文字列へ変換する

書式

       #include <stdlib.h>

       char *gcvt(double number, int ndigit, char *buf);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       gcvt():
           glibc 2.12 以降:
               (_XOPEN_SOURCE >= 500) ! (_POSIX_C_SOURCE >= 200112L)
                   || /* Glibc since 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
                   || /* Glibc versions <= 2.19: */ _SVID_SOURCE
           glibc 2.12 より前:
               _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE >= 500

説明

       関数 gcvt()  は、 number を、最短の長さのヌル終端された ASCII 文字列へ変換し、変換後の文字
       列を buf に格納する。 printf(3)  の F フォーマットや E フォーマットのように ndigit 桁の 有
       効数字を生成する。

返り値

       gcvt() 関数は buf を返す。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │gcvt()           │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       POSIX.1-2001  では、  この関数は「過去の名残 (LEGACY)」と位置付けられている。 POSIX.1-2008
       では、  gcvt()  の仕様は削除され、  代わりに  sprintf(3)    を使用することが推奨されている
       (snprintf(3) の方が適切かもしれないが)。

関連項目

       ecvt(3), fcvt(3), sprintf(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                            2017-09-15                                    GCVT(3)