Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       getusershell, setusershell, endusershell - 許可されたユーザーシェルを得る

書式

       #include <unistd.h>

       char *getusershell(void);

       void setusershell(void);

       void endusershell(void);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       getusershell(), setusershell(), endusershell():
           glibc 2.21 以降:
               _DEFAULT_SOURCE
           glibc 2.19 と 2.20:
               _DEFAULT_SOURCE || (_XOPEN_SOURCE && _XOPEN_SOURCE < 500)
           glibc 2.19 以前:
               _BSD_SOURCE || (_XOPEN_SOURCE && _XOPEN_SOURCE < 500)

説明

       getusershell()  関数は /etc/shells ファイルから (開く必要があればこのファイルを開いてから)
       現在行の次の一行を返す。    返された行の中身は有効なユーザーシェルのうちの一つのパス名であ
       る。  (訳注. 一行に付き一つのシェルのパス名が書かれている。) もし /etc/shells が存在しない
       か、読み込み不可の場合には、 getusershell()  は /bin/sh/bin/csh がファイルに記されてい
       るかのようにふるまう。

       setusershell()  関数は /etc/shells ファイルの ファイルポインターを先頭に戻す。

       endusershell()  関数は /etc/shells ファイルを閉じる。

返り値

       getusershell() 関数はファイルの終端では NULL を返す。

ファイル

       /etc/shells

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌────────────────────────────────┬───────────────┬───────────┐
       │インターフェース属性        │
       ├────────────────────────────────┼───────────────┼───────────┤
       │getusershell(), setusershell(), │ Thread safety │ MT-Unsafe │
       │endusershell()                  │               │           │
       └────────────────────────────────┴───────────────┴───────────┘

準拠

       4.3BSD.

関連項目

       shells(5)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。