Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       getwchar - 標準入力よりワイド文字を読み込む

書式

       #include <wchar.h>

       wint_t getwchar(void);

説明

       getwchar()  関数は getchar(3)  関数のワイド文字版である。 stdin からワイド文字を読み込んで
       それを返す。 ストリームの最後に達している場合や  ferror(stdin)  が真の場合には  WEOF  を返
       す。ワイド文字変換でエラーが起こった場合には errnoEILSEQ を設定して WEOF を返す。

       これらの処理を停止せずに行いたいときは、 unlocked_stdio(3) を参照のこと。

返り値

       getwchar()  関数は標準入力の次のワイド文字を返すか、 WEOF を返す。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │getwchar()       │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C99.

注意

       getwchar()  の動作は現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリーに依存している。

       getwchar()   が実際には標準入力からマルチバイト列を読み込んで ワイド文字に変換することを期
       待しても良い。

関連項目

       fgetwc(3), unlocked_stdio(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。