Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       if_nametoindex,  if_indextoname - ネットワークインターフェースの名前とインデックスのマッピ
       ングを行う

書式

       #include <net/if.h>

       unsigned int if_nametoindex(const char *ifname);

       char *if_indextoname(unsigned int ifindex, char *ifname);

説明

       if_nametoindex() 関数は、 名前が  ifname  のネットワークインターフェースのインデックスを返
       す。

       if_indextoname()  関数は、 インターフェースのインデックスが ifindex に対応するネットワーク
       インターフェースの名前を返す。 名前は ifname が指すバッファーに格納される。 バッファーは少
       なくとも IF_NAMESIZE バイトの領域が必要である。

返り値

       成功した場合、 if_nametoindex() はネットワークインターフェースのインデックス番号を返す。エ
       ラーの場合、 0 を返し、 errno を適切に設定にする。

       成功した場合には if_indextoname() は ifname を返す。エラー時には NULL が返され、 errno  が
       適切に設定される。

エラー

       if_nametoindex() が失敗した場合には以下の errno が設定される。

       ENODEV 指定された名前を持つインターフェースがない。

       if_indextoname() は以下の errno で失敗する場合がある。

       ENXIO  インデックスに対応するインターフェースがない。

       if_nametoindex()  と  if_indextoname() は、 socket(2) と ioctl(2) に対して規定されているエ
       ラーのいずれかで失敗する場合がある。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌───────────────────────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├───────────────────────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │if_nametoindex(), if_indextoname() │ Thread safety │ MT-Safe │
       └───────────────────────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, RFC 3493.

       この関数は BSDi 初めて登場した。

関連項目

       getifaddrs(3), if_nameindex(3), ifconfig(8)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。