Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       initgroups - 追加のグループアクセスリストの初期化

書式

       #include <sys/types.h>
       #include <grp.h>

       int initgroups(const char *user, gid_t group);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       initgroups():
           glibc 2.19 以降:
               _DEFAULT_SOURCE
           glibc 2.19 以前:
               _BSD_SOURCE

説明

       initgroups()  関数はグループデータベース /etc/group を読み 込んで、user が所属している全て
       のグループを使って、グループアク セスリストを初期化する。さらに、group  に示されるグループ
       もグルー プアクセスリストに追加される。

       user 引数は NULL であってはならない。

返り値

       initgroups()   関数は、成功すると 0 を返す。 エラーの場合は -1 を返し、 errno を適切に設定
       する。

エラー

       ENOMEM グループ情報構造体を配置するためのメモリーが不足している。

       EPERM  呼出しプロセスが十分な特権を持っていない。   この関数の裏で実行されるシステムコール
              setgroups(2)  も参照のこと。

ファイル

       /etc/group
              グループデータベースファイル

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬────────────────┐
       │インターフェース属性             │
       ├─────────────────┼───────────────┼────────────────┤
       │initgroups()     │ Thread safety │ MT-Safe locale │
       └─────────────────┴───────────────┴────────────────┘

準拠

       SVr4, 4.3BSD.

関連項目

       getgroups(2), setgroups(2), credentials(7)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。