Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       putwchar - ワイド文字を標準出力へ書き出す

書式

       #include <wchar.h>

       wint_t putwchar(wchar_t wc);

説明

       putwchar()   関数は  putchar()   のワイド文字版である。 この関数は wcstdout へと書き出
       す。ferror(stdout) が 真ならば WEOF  を返す。ワイド文字の変換に失敗した場合には  errnoEILSEQ を設定して WEOF を返す。それ以外の場合は wc を返す。

       これらの処理を停止せずに行いたいときは、 unlocked_stdio(3) を参照のこと。

返り値

       エラーが起きなかった場合、  putwchar()   関数は wc を返す。 エラーが起きた場合は WEOF を返
       す。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │putwchar()       │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C99.

注意

       putwchar()  の動作は現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリーに依存している。

       putwchar()  が実際にはワイド文字 wc と等価なマルチバイト文字を  書き出すことを期待してもよ
       い。

関連項目

       fputwc(3), unlocked_stdio(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。