Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       strxfrm - 文字列の変換

書式

       #include <string.h>

       size_t strxfrm(char *dest, const char *src, size_t n);

説明

       strxfrm() 関数は、文字列 src に対して、次のような変換を行う。 変換は、ある二つの文字列に対
       して、それぞれを strxfrm() で変換 した文字列に対して strcmp(3) を行った結果が、 変換を行わ
       ずにstrcoll(3)  を行った結果と同じとなるように行う。 変換された文字列の先頭から n バイト分
       が dest に代入される。 変換は、プログラムの現在のロケールのカテゴリー LC_COLLATE に 基づい
       て行われる (setlocale(3) を参照)。

返り値

       strxfrm()  関数は、変換された文字列を dest に代入するときに 必要なバイト数から、終端のヌル
       バイト ('\0') の分を 引いたものを返す。もし返り値が n 以上の場合、  dest  の内容は不定とな
       る。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬────────────────┐
       │インターフェース属性             │
       ├─────────────────┼───────────────┼────────────────┤
       │strxfrm()        │ Thread safety │ MT-Safe locale │
       └─────────────────┴───────────────┴────────────────┘

準拠

       POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C89, C99, SVr4, 4.3BSD.

関連項目

       bcmp(3), memcmp(3), setlocale(3), strcasecmp(3), strcmp(3), strcoll(3), string(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。