Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all 

名前
toascii - 文字を ASCII に変換する
書式
#include <ctype.h>
int toascii(int c);
glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):
toascii(): _XOPEN_SOURCE
|| /* Glibc since 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
|| /* Glibc versions <= 2.19: */ _SVID_SOURCE || _BSD_SOURCE
説明
toascii() は上位ビットをクリアする事により、 ASCII 文字セットに適合するように c を 7ビットの unsigned
char に変換する。
返り値
変換された文字を返す。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。
┌──────────────────┬───────────────┬─────────┐
│ インターフェース │ 属性 │ 値 │
├──────────────────┼───────────────┼─────────┤
│ toascii() │ Thread safety │ MT-Safe │
└──────────────────┴───────────────┴─────────┘
準拠
SVr4, BSD, POSIX.1-2001. POSIX.1-2008 は toascii() を廃止予定としている。 ローカライズされたアプリケー
ションでは、移植性を確保しつつ、 この関数を使用することはできない点に注意すること。
バグ
この関数を使う事でたくさんの人々が不幸になるだろう。 この関数はアクセント付きの字をでたらめな文字に変換し
てしまう。
関連項目
isascii(3), tolower(3), toupper(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告
に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
GNU 2016-03-15 TOASCII(3)