Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       unlockpt - 擬似端末マスタ/スレーブのペアのロックを解除する

書式

       #define _XOPEN_SOURCE
       #include <stdlib.h>

       int unlockpt(int fd);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       unlockpt():
           glibc 2.24 以降:
               _XOPEN_SOURCE >= 500 ||
                   (_XOPEN_SOURCE && _XOPEN_SOURCE_EXTENDED)
           glibc 2.23 以前:
               _XOPEN_SOURCE

説明

       unlockpt()  関数はファイルディスクリプター fd で参照されるマスタ擬似端末に対応するスレーブ
       擬似端末のロックを解除する。

       擬似端末のスレーブ側をオープンする前に、 unlockpt()  を呼び出す必要がある。

返り値

       成功した場合、 unlockpt()  は 0 を返す。そうでない場合、-1 を返し、 errno に適切な値がセッ
       トされる。

エラー

       EBADF  引数 fd が書き込み用にオープンされたファイルディスクリプターでない。

       EINVAL 引数 fd がマスタ擬似端末に対応するものではない。

バージョン

       unlockpt()  は、バージョン 2.1 以降の glibc で提供されている。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │unlockpt()       │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.

関連項目

       grantpt(3), posix_openpt(3), ptsname(3), pts(4), pty(7)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                            2017-07-13                                UNLOCKPT(3)