Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       updwtmp, logwtmp - wtmp ファイルにエントリーを追加する

書式

       #include <utmp.h>

       void updwtmp(const char *wtmp_file, const struct utmp *ut);
       void logwtmp(const char *line, const char *name, const char *host);

       logwtmp() は -lutil でリンクする。

説明

       updwtmp()  は、utmp 構造体 ut を wtmp ファイルに追加する。

       logwtmp()    は、  line,  name,  host,  現在時刻、現プロセスID  から  utmp  構造体を作り、
       updwtmp()  を呼び出してその構造体を wtmp ファイルに追加する。

ファイル

       /var/log/wtmp
              ユーザーログインの履歴データベース

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬──────────────────────────┐
       │インターフェース属性                       │
       ├─────────────────┼───────────────┼──────────────────────────┤
       │updwtmp(),       │ Thread safety │ MT-Unsafe sig:ALRM timer │
       │logwtmp()        │               │                          │
       └─────────────────┴───────────────┴──────────────────────────┘

準拠

       POSIX.1 にはない。 Solaris, NetBSD に存在し、おそらく他のシステムにもあるだろう。

注意

       他の "utmpx" 関数群 (getutxent(3)  参照) との一貫性のために、glibc (バージョン  2.1  以降)
       は以下の関数を 提供している:

           #include <utmpx.h>
           void updwtmpx (const char *wtmpx_file, const struct utmpx *utx);

       この関数は  updwtmp()  と同じ作業を行うが、最後の引数として utmpx 構造体を取るところが異な
       る。

関連項目

       getutxent(3), wtmp(5)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。