Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       wcsstr - ワイド文字文字列中の部分文字列の位置を特定する

書式

       #include <wchar.h>

       wchar_t *wcsstr(const wchar_t *haystack, const wchar_t *needle);

説明

       wcsstr()   関数は、 strstr(3)  関数に対応するワイド文字文字列である。 この関数はワイド文字
       文字列 needle (終端のヌルワイド文字 (L'\0') は含まない) が、ワイド文字文字列 haystack の部
       分文字列 として最初に現われる位置を探す。

返り値

       wcsstr()   関数は、haystack 中に needle が現われた最初の 位置を返す。needlehaystack の
       部分文字列でなければ NULL を返す。

       以下の特殊な場合に注意すること:   needle    が空のワイド文字文字列な    らば、返り値は常に
       haystack 自身となる。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │wcsstr()         │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C99.

関連項目

       strstr(3), wcschr(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。