Provided by: debhelper_13.18ubuntu2.1_all
名前
dh_perl - Perlへの依存関係を検討し、MakeMaker 実行後に生成したものを消去する
書式
dh_perl [debhelper オプション] [-d] [ライブラリディレクトリ ...]
説明
dh_perl は ${perl:Depends} の内容を生成し、この依存情報に substvars ファイルの情報を付け加 える役目の debhelper プログラムです。 このプログラムはビルド対象のパッケージにある Perl スクリプトや Perl モジュールを検査 し、perl や perlapi の依存関係を生成します。${perl:Depends} 句をビルド対象のパッケージの control に記述すると、生成した依存関係の情報に置き換えられます。 dh_perl は、さらに、MakeMaker が Perl モジュールをインストールする際に生成した空のディレク トリを削除します。
オプション
-d 完全な perl パッケージよりも perl-base に依存したいような場合があります。この場合、-d オプションにて dh_perl に正しいベースパッケージに対しての依存情報を生成させるようなオ プションを渡す箏ができます。これはベースシステムが含まれるようなパッケージのみで必要で す。 なお、このフラグを指定しても、perl-base 本体に関する依存情報は、全く生成されません。と いうのも、perl-base は非常に基礎的なパッケージなので、perl-base に関する依存関係は通常 特に指定しなくても問題が無い為です。ただ、perl-base の特定のバージョンに依存が特に必要 な場合はその限りではありません。 -V デフォルト、スクリプト本体とアーキテクチャから独立しているモジュールについては、特定の バージョンの perl に依存するような依存情報は生成されません。-Vオプションを指定する と、パッケージビルド中に使っているバージョンの perl パッケージ (あるいは、-d を指定し ていれば、現在の perl-base のバージョン) を、パッケージの依存情報として設定します。 library dirs Perlモジュールを非標準のディレクトリにインストールするようなパッケージをビルドしている のであれば、コマンドラインからパッケージの名前を渡すことにより、dh_perl に、これらの ディレクトリを確認させる事が出来ます。デフォルトではこのコマンドは vendorlib と vendorarch ディレクトリのみを確認します。
確認すべき事
Debian ポリシー バージョン 3.8.3 Perl ポリシー バージョン 1.20
参照
debhelper(7) このプログラムは debhelper の一部です。
作者
Brendan O'Dea <bod@debian.org>