Provided by: passwd_4.15.3-3ubuntu2_amd64 bug

名前

       gpasswd - /etc/groupファイルを管理する

書式

       gpasswd group
       gpasswd -a user group
       gpasswd -d user group
       gpasswd -R group
       gpasswd -r group
       gpasswd [-A user,...] [-M user,...] group

説明

       gpasswd/etc/group ファイル (および SHADOWGRP を定義してコンパイルした時は /etc/gshadow
       ファイル) の管理に用いられる。  各グループには、管理者・メンバー・パスワードを設定できる。
       システム管理者は、 -A オプションを使ってグループ管理者 (複数でも可) を定義したり、 -M オプ
       ションを使ってメンバーを定義したりでき、 各グループの管理者・メンバーと同等の特権を持つ。

       グループ管理者は、-a オプションを用いてユーザを追加したり、 -d  オプションを用いてユーザを
       削除したりできる。 管理者は -r オプションを用いてグループパスワードを削除できる。 パスワー
       ドが設定されていない時は、 グループのメンバーのみが newgrp(1) を用いてグループの一員になれ
       る。 オプション -R を指定すると、 newgrp(1) コマンドを用いたグループへのアクセスはできなく
       なる。

       グループの管理者がグループ名のみを指定して gpasswd コマンドを実行した場合は、 パスワードの
       入力を求められる。     パスワードが設定されている場合でも、     メンバーはパスワードなしで
       newgrp(1) コマンドを使えるが、 メンバーでない人はパスワードを入力しなくてはならない。

ファイル

       /etc/group - グループ情報
       /etc/gshadow - shadow されたグループ情報

関連項目

       newgrp(1), groupadd(8), groupdel(8), groupmod(8), grpck(8)

著者

       Rafal Maszkowski <rzm@pdi.net>

                                                                                       GPASSWD(1)