Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       getsid - セッション ID を取得する。

書式

       #include <sys/types.h>
       #include <unistd.h>

       pid_t getsid(pid_t pid);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       getsid():
           _XOPEN_SOURCE >= 500
               || /* glibc 2.12 以降: */ _POSIX_C_SOURCE >= 200809L

説明

       getsid(0)  は呼び出し元のプロセスのセッション ID を返す。 getsid() はプロセス ID が pid の
       プロセスのセッション ID を返す。 pid が 0 の場合、 getsid() は呼び出し元プロセスのセッショ
       ン ID を返す。

返り値

       成功すると、セッション  ID が返される。 エラーの場合、(pid_t) -1 が返され、 errno が適切に
       設定される。

エラー

       EPERM  プロセス ID pid  のプロセスは存在するが、呼び出し元のプロセスと同じセッションではな
              く、 さらに実装がこの状態をエラーと判断した場合。

       ESRCH  プロセス ID が pid のプロセスがない。

バージョン

       このシステムコールは Linux バージョン 2.0 以降で利用可能である。

準拠

       POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, SVr4.

注意

       Linux は EPERM を返さない。

       セッションとセッション ID の説明は credentials(7) を参照。

関連項目

       getpgid(2), setsid(2), credentials(7)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。