Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       timer_delete - プロセス単位の POSIX タイマーを削除する

書式

       #include <time.h>

       int timer_delete(timer_t timerid);

       -lrt でリンクする。

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       timer_delete(): _POSIX_C_SOURCE >= 199309L

説明

       timer_delete() は timerid で指定された ID のタイマーを削除する。 timer_delete() が呼び出さ
       れた時点でタイマーが開始されている場合は、 削除する前にタイマーの解除が行われる。 削除され
       るタイマーにより生成された処理待ちシグナルの扱いは不定 (unspecified) である。

返り値

       成功すると、  timer_delete() は 0 を返す。 失敗すると、 -1 が返り、 errno にエラーを示す値
       が設定される。

エラー

       EINVAL timerid が有効なタイマー ID ではない。

バージョン

       このシステムコールは Linux 2.6 以降で利用できる。

準拠

       POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.

関連項目

       clock_gettime(2), timer_create(2), timer_getoverrun(2), timer_settime(2), time(7)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。