Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       fmax, fmaxf, fmaxl - 二つの浮動小数点数の最大値を求める

書式

       #include <math.h>

       double  fmax(double  x,  double  y); float fmaxf(float x, float y); long double fmaxl(long
       double x, long double y);

       -lm でリンクする。

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       fmax(), fmaxf(), fmaxl():
           _ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L

説明

       これらの関数は xy のうち大きい方の値を返す。

返り値

       これらの関数は xy の最大値を返す。

       一方の引数が NaN の場合、もう一方の値が返される。

       両方の引数が NaN の場合、NaN が返される。

エラー

       エラーは発生しない。

バージョン

       これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │fmax(), fmaxf(), fmaxl() │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.

関連項目

       fdim(3), fmin(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                            2017-09-15                                    FMAX(3)