Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all
名前
getutmp, getutmpx - utmp 構造体から utmpx 構造体、その逆のコピーを行う
書式
#define _GNU_SOURCE /* feature_test_macros(7) 参照 */ #include <utmpx.h> void getutmp(const struct utmpx *ux, struct utmp *u); void getutmpx(const struct utmp *u, struct utmpx *ux);
説明
getutmp() 関数は、 ux が指す utmpx 構造体の各フィールドを、 u が指す utmp 構造体の対応する フィールドにコピーする。 getutmpx() 関数は逆の操作を行う。
返り値
これらの関数は値を返さない。
バージョン
これらの関数は glibc バージョン 2.1.1 で初めて登場した。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。 ┌──────────────────────┬───────────────┬─────────┐ │インターフェース │ 属性 │ 値 │ ├──────────────────────┼───────────────┼─────────┤ │getutmp(), getutmpx() │ Thread safety │ MT-Safe │ └──────────────────────┴───────────────┴─────────┘
準拠
これらの関数は非標準である。 Linux 以外にも、これらの関数が存在するシステムもいくつかある (Solaris や NetBSD など)。
注意
これらの関数が存在する一番の目的は、 utmp 構造体と utmpx 構造体が異なるフィールドを持た り、 対応するフィールドの大きさが異なっている、他のシステムとの 互換性のためである。 Linux では、これらの構造体は同じフィールドを持っており、 各フィールドのサイズも同じである。
関連項目
utmpdump(1), getutent(3), utmp(5)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの 説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。