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名前
j0, j0f, j0l, j1, j1f, j1l, jn, jnf, jnl - 第一種ベッセル関数
書式
#include <math.h> double j0(double x); double j1(double x); double jn(int n, double x); float j0f(float x); float j1f(float x); float jnf(int n, float x); long double j0l(long double x); long double j1l(long double x); long double jnl(int n, long double x); -lm でリンクする。 glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照): j0(), j1(), jn(): _XOPEN_SOURCE || /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE || /* Glibc versions <= 2.19: */ _SVID_SOURCE || _BSD_SOURCE j0f(), j0l(), j1f(), j1l(), jnf(), jnl(): _XOPEN_SOURCE >= 600 || (_ISOC99_SOURCE && _XOPEN_SOURCE) || /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE || /* Glibc versions <= 2.19: */ _SVID_SOURCE || _BSD_SOURCE
説明
関数 j0(), j1() はそれぞれ x の0次、1次の 第一種ベッセル関数の値を返す。 関数 jn() は x の n 次の 第一種ベッセル関数の値を返す。 関数 j0f(), j1f(), jnf() は、 float 型を引数に取り、返り値として返す。 関数 j0l(), j1l(), and jnl() は、 long double 型を引数に取り、返り値として返す。
返り値
成功すると、これらの関数は x に対する第一種ベッセル関数の値を返す。 x が NaN の場合、NaN が返される。 x の絶対値が大き過ぎる場合や結果がアンダーフローする場合、 範囲エラー (range error) が発生 し、返り値が 0 となる。
エラー
これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を 参照のこと。 以下のエラーが発生する可能性がある。 範囲エラー: 結果のアンダーフローや、x の絶対値が大き過ぎる errno に ERANGE が設定される。 これらの関数は、 fetestexcept(3) でチェックできる例外を上げない。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。 ┌───────────────────┬───────────────┬─────────┐ │インターフェース │ 属性 │ 値 │ ├───────────────────┼───────────────┼─────────┤ │j0(), j0f(), j0l() │ Thread safety │ MT-Safe │ ├───────────────────┼───────────────┼─────────┤ │j1(), j1f(), j1l() │ Thread safety │ MT-Safe │ ├───────────────────┼───────────────┼─────────┤ │jn(), jnf(), jnl() │ Thread safety │ MT-Safe │ └───────────────────┴───────────────┴─────────┘
準拠
double 型の値を返す関数は、SVr4, 4.3BSD, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008 に準拠する。 それ以外 は非標準の関数で、BSD にも存在する。
バグ
-8 から 8 までの x の値について j0(), j1(), jn() が返す値には、最大で 2e-16 の誤差があ る。
関連項目
y0(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの 説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。 2020-12-21 J0(3)