Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all
名前
malloc_stats - メモリー割り当ての統計を表示する
書式
#include <malloc.h> void malloc_stats(void);
説明
malloc_stats() 関数は malloc(3) や関連する関数により割り当てられたメモリーに関する統計を (標準エラーに) 出力する。 各領域 (割り当てエリア) について、 この関数は割り当てられている メモリーの総量と現在の割り当てが使用している総バイト数を出力する (これらの二つの値は mallinfo(3) で取得できる arena と uordblks フィールドに対応している)。 また、この関数は、 すべての領域のこれら二つの統計情報の合計値と、 mmap(2) を使って同時に割り当てられたブロッ ク数とバイト数の最大値を表示する。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。 ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐ │インターフェース │ 属性 │ 値 │ ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤ │malloc_stats() │ Thread safety │ MT-Safe │ └─────────────────┴───────────────┴─────────┘
準拠
この関数は GNU による拡張である。
注意
mallinfo(3) を使用すると、 メイン領域のメモリー割り当てに関するより詳細な情報を取得でき る。
関連項目
mmap(2), mallinfo(3), malloc(3), malloc_info(3), mallopt(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの 説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。