Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all
名前
mkdtemp - 他と重ならない一時的なディレクトリを作成する
書式
#include <stdlib.h> char *mkdtemp(char *template); glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照): mkdtemp(): /* glibc 2.19 以降: */ _DEFAULT_SOURCE || /* glibc 2.19 以前: */ _BSD_SOURCE || /* glibc 2.10 以降: */ _POSIX_C_SOURCE >= 200809L
説明
mkdtemp() 関数は、他と重ならない名前の一時的なディレクトリを template から作成する。 template の後から 6 文字は XXXXXX でなければならない。 この部分はディレクトリ名を他と重な らなくするための 文字列で置き換えられる。 ディレクトリは許可属性を 0700 として作成される。 template は変更されるので、文字列定数にしてはならず、文字配列にすべきである。
返り値
成功した場合、 mkdtemp() 関数は 変更された template 文字列へのポインターを返す。 失敗した 場合は、NULL を返して、 errno を適切に設定する。
エラー
EINVAL template の最後の 6 文字が XXXXXX でない。この場合、template は変更されない。 errno に設定される他の値については、 mkdir(2) を参照すること。
バージョン
glibc 2.1.91 以降で利用可能。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。 ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐ │インターフェース │ 属性 │ 値 │ ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤ │mkdtemp() │ Thread safety │ MT-Safe │ └─────────────────┴───────────────┴─────────┘
準拠
POSIX.1-2008. この関数は BSD に存在する。
関連項目
mktemp(1), mkdir(2), mkstemp(3), mktemp(3), tempnam(3), tmpfile(3), tmpnam(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの 説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。