Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all 

名前
localeconv - 数値に関する書式情報を得る
書式
#include <locale.h> struct lconv *localeconv(void);
説明
localeconv() 関数は、現在のロケール情報を表す struct lconv へのポインターを返す。 この構造体は locale(7) で説明されており、ロケールカテゴリー LC_NUMERIC と LC_MONETARY に関連するすべての値を含んでいる。 この関 数を用いるプログラムは、おそらく同時に printf(3) や strfmon(3) のような関数も用いるだろう。 これらの関数 は、現在使用されているロケールに従った動作をする。
返り値
localeconv() 関数は、情報が格納された struct lconv へのポインターを返す。 この構造体は静的に割り当てられ る場合があり (glibc では「そうだ」)、後の呼び出しで上書きされる可能性がある。 POSIX では、呼び出し元はこ の構造体の内容を変更すべきではないとされている。 localeconv() 関数は常に成功する。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。 ┌─────────────────┬───────────────┬──────────────────────────────────┐ │インターフェース │ 属性 │ 値 │ ├─────────────────┼───────────────┼──────────────────────────────────┤ │localeconv() │ Thread safety │ MT-Unsafe race:localeconv locale │ └─────────────────┴───────────────┴──────────────────────────────────┘
準拠
C89, C99
バグ
printf(3) グループの関数は現在のロケールを反映するかもしれないし、 しないかもしれない。
関連項目
locale(1), localedef(1), isalpha(3), nl_langinfo(3), setlocale(3), strcoll(3), strftime(3), locale(7)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告 に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。