plucky (3) memmem.3.gz

Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       memmem - 部分文字列の位置を示す

書式

       #define _GNU_SOURCE         /* feature_test_macros(7) 参照 */
       #include <string.h>

       void *memmem(const void *haystack, size_t haystacklen,
                    const void *needle, size_t needlelen);

説明

       memmem()   関数は、 haystacklen の大きさを持つメモリー領域 haystack の中で needlelen の大きさを持つ部分文
       字列 needle が 最初に現れる位置を見つける。

返り値

       memmem()  関数は、部分文字列の開始を指すポインターを返し、もし部分文字列が 見つからない場合は  NULL  を返
       す。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │memmem()         │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       この関数は POSIX.1 には規定されていないが、他の多くのシステムに存在する。

バグ

       glibc  2.0  では、  needle  が空の場合、 memmem() は haystack の最後のバイトへのポインターを返す。 これは
       glibc 2.1 で修正されている。

関連項目

       bstring(3), strstr(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10  の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告
       に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。