Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20131015+dfsg-2_all bug

名前

       pidof - 名前でプロセスを見つけ、それらの PID を一覧表示する

書式

       pidof [-eg] name ...
       pidof -V

説明

       pidof は、指定されたいずれかのコマンドを実行しているプロセス全ての PID を一覧表示する。

       コマンド名がスラッシュ (/) を含む場合は、 その指定したファイルを実行しているプロセスが (実
       行時の名前が違っていても) 選択される。

       指定したコマンドのプロセスがひとつも見つからなければ、 pidof は 0 以外のリターンコードを返
       す。 各コマンドに対応するプロセスがひとつでも見つかれば、 pidof はゼロを返す。

オプション

       -e     とても長い名前に対して完全一致を要求する。 コマンド名が 15 文字よりも長いと、そのフ
              ルネームが利用できない (スワップアウトされている) ことがあるかもしれない。 この場合
              pidof  は先頭  15  文字まで一致するもの全てを一覧表示する。  -e  オプションを付ける
              と、そのような項目は黙ってスキップされる。

       -g     プロセス ID の代わりにプロセスグループの ID を表示する。 同じプロセスグループ ID を
              持つプロセスが複数見つかった場合は、 最初のプロセスだけを表示する。

       -V     バージョン情報を表示する。

ファイル

       /proc     proc ファイルシステムの場所

既知のバグ

       ファイルによるプロセスの選択は、  実行ファイルがその実行中にオープン状態に置かれる場合にの
       み有効である。 すなわち impure な実行ファイルをこの方法で選択することはできない。

著者

       Werner Almesberger <Werner.Almesberger@epfl.ch>

関連項目

       killall(1), fuser(1), ps(1)