Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20131015+dfsg-2_all
名前
sgetmask, ssetmask - シグナルマスクの操作 (廃止予定)
書式
long sgetmask(void); long ssetmask(long newmask); 注: これらのシステムコールには、glibc のラッパー関数はない。「注意」の節を参照。
説明
これらのシステムコールは廃止予定であり、 「使用しないこと」。 代わりに sigprocmask(2) を 使用すること。 sgetmask() は、呼び出し元プロセスのシグナルマスクを返す。 ssetmask() は、呼び出し元プロセスのシグナルマスクを newmask で指定された値に設定し、変更 前のシグナルマスクを返す。 これら二つのシステムコールが扱うシグナルマスクは、 単純なビットマスクである (この点が sigprocmask(2) で使用される sigset_t と異なる)。 これらのマスクを作成したり検査するには sigmask(3) を使用すること。
返り値
sgetmask() は常に成功し、シグナルマスクを返す。 ssetmask() は常に成功し、直前のシグナル マスクを返す。
エラー
これらのシステムコールは常に成功する。
準拠
これらのシステムコールは Linux 固有である。
注意
glibc はこれらの古いシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。 あまりないと思う が、これらを呼び出したい場合には syscall(2) を使うこと。 これらのシステムコールは、 31 より大きいシグナル番号 (つまり、リアルタイムシグナル) を扱え ない。 SIGSTOP や SIGKILL をブロックすることはできない。
関連項目
sigprocmask(2), signal(7)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.54 の一部 である。プロジェクト の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。