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- Provided by: manpages-ja-dev (Version: 0.5.0.0.20131015+dfsg-2)
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int syslog(int type, char *bufp, int len); /* glibc ではラッパー関数は提供されていない */ /* glibc のインタフェース */ #include <sys/klog.h> int klogctl(int type, char *bufp, int len);
(syslogd(8) と話す) C ライブラリ関数の syslog() が必要な場合は、 syslog(3) を見ること。この名前のシステム・コールはカーネルの printk() バッファを制御するものであり、glibc ラッパー関数は klogctl() と呼ばれている。
カーネルは長さ LOG_BUF_LEN の巡回式のバッファを持っており、 それにはカーネル関数の printk() の引き数として与えられた メッセージが (そのログレベルにかかわらず) 格納される。 初期のカーネルでは LOG_BUF_LEN の値は 4096 であった。 カーネル 1.3.54 からは 8192、 カーネル 2.1.113 からは 16384 になり、 カーネル 2.4.23 以降および 2.6 以降ではカーネル設定オプション (CONFIG_LOG_BUF_SHIFT) で値を設定できるようになっている。最近のカーネルでは、コマンド 10 (下記参照) でバッファのサイズを問い合わせできる。
type 引き数はこの関数が行う動作を決定する。 以下のリストに示す値を type に指定できる。 シンボル名はカーネルソースで定義されているが、ユーザ空間には公開されていない。 したがって、数字を使うか、名前を自分で定義する必要がある。
コマンド種別 3 と 10 以外のコマンドは全て特権が必要である。 バージョン 2.6.37 より前の Linux カーネルでは、 コマンド種別 3 と 10 は非特権プロセスも呼び出すことができる。 Linux 2.6.37 以降では、/proc/sys/kernel/dmesg_restrict が値 0 の場合に限り、 非特権プロセスはこれらのコマンドを呼び出すことができる。 Linux 2.6.37 より前では、「特権を持つ (privileged)」とは呼び出し者が CAP_SYS_ADMIN ケーパビリティを持つことを意味する。 Linux 2.6.37 以降では、「特権を持つ」とは呼び出し者が CAP_SYS_ADMIN ケーパビリティか (新しい) CAP_SYSLOG ケーパビリティのいずれかを持つことを意味する (この目的で CAP_SYS_ADMIN ケーパビリティを使うのは今は非推奨である)。
カーネル・ルーチンの printk() は、ログレベルが console_loglevel 変数より小さいときにのみ、コンソールにメッセージを表示する。 console_loglevel は最初 DEFAULT_CONSOLE_LOGLEVEL (7) に設定されるが、起動時にカーネルの コマンド・ライン・オプションに "debug" という単語が含まれている場合は 10 に設定され、カーネル・フォールトが発生した場合には 15 に設定される (但し、10 や 15 という数字に意味はなく、8 と同等である)。 この変数は type が 8 の syslog() の呼び出しによって設定され、値の範囲は 1-8 である。 type が 6 もしくは 7 の syslog() の呼び出しの場合、 console_loglevel は 1 (カーネル・パニックのみ)、 7 (デバッグ・メッセージ以外の全て) にそれぞれ設定される。
メッセージの各行はそれぞれにログレベルを持つ。このログレベルは DEFAULT_MESSAGE_LOGLEVEL - 1 (6) であるが、 <d> (d は 1-7 の範囲の数字) で始まる行の ログレベルは d である。 ログレベルの慣習的な意味は <linux/kernel.h> に以下のように定義されている:
#define KERN_EMERG "<0>" /* システムが使用不能 */ #define KERN_ALERT "<1>" /* 直ちに対処が必要 */ #define KERN_CRIT "<2>" /* 致命的な状態 */ #define KERN_ERR "<3>" /* エラー状態 */ #define KERN_WARNING "<4>" /* 警告状態 */ #define KERN_NOTICE "<5>" /* 通常状態だが大事な情報 */ #define KERN_INFO "<6>" /* 通知 */ #define KERN_DEBUG "<7>" /* デバッグレベルの情報 */
type が 2, 3, 4 の場合、成功すると syslog() は読み出したバイト数を返す。 type が 9 の場合、 カーネル・ログ・バッファにある現在読み出し可能なバイト数を返す。 type が 10 の場合、 カーネル・ログ・バッファの総量を返す。 type がそれ以外の値の場合、成功すると 0 が返される。
エラーの場合は、-1 が返り、 errno にエラーを示す値が設定される。
このシステム・コールは Linux 特有であり、移植を意図したプログラムでは 使用してはいけない。
かなり初期の頃から、同じ名前を持つシステムコールとライブラリルーチンが 全く異なる別物であるのは不幸なことだと指摘されてきた。
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.54 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。