Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20131015+dfsg-2_all
名前
toupper, tolower - 小文字を大文字にする。または大文字を小文字にする。
書式
#include <ctype.h> int toupper(int c); int tolower(int c);
説明
toupper() は、 c が大文字にできる文字であるならば大文字に変換する。 tolower() は c が小文字にできる文字であるならば小文字に変換する。 もし c が unsigned char の値でないか EOF ならば、これらの関数の動作は未定義である。
返り値
変換ができれば変換後の文字を返す。できなければ変換前の c を返す。
準拠
C89, C99, 4.3BSD.
バグ
なにが大文字でなにが小文字なのかということの詳細は、現在のロケールに 依存している。たとえ ば、デフォルトの "C" ロケールではウムラウトを認識しないため、それらの文字は変換できない。 いくつかの非英語ロケールでは、対応する大文字を持たない小文字が存在する。 ドイツ語のエス ツェットが一つの例である。
関連項目
isalpha(3), setlocale(3), towlower(3), towupper(3), locale(7)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.54 の一部 である。プロジェクト の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。