Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20131015+dfsg-2_all bug

名前

       wcsncpy - 固定長のワイド文字文字列をコピーする

書式

       #include <wchar.h>

       wchar_t *wcsncpy(wchar_t *dest, const wchar_t *src, size_t n);

説明

       wcsncpy()  関数は、 strncpy(3)  関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は src が指す
       ワイド文字文字列から、 終端の NULL  ワイド文字  (L'\0')  を  含めて最大  n  個のワイド文字
       を、dest   が指す配列にコピーする。  ちょうど  n  個のワイド文字が  dest  に書き込まれる。
       wcslen(src) の長さが n より小さければ、dest が指す 配列の残りのワイド文字の部分は NULL  ワ
       イド文字で埋められる。 wcslen(src) の長さが n 以上ならば、dest が指す文字列 が NULL ワイド
       文字で終端されることはない。

       これらの文字列は重なっていてはならない。

       プログラマは、少なくとも n 個のワイド文字が入る領域を dest に確保しなければならない。

返り値

       wcsncpy()  は dest を返す。

準拠

       C99.

関連項目

       strncpy(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.54 の一部  である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。