Provided by: freewnn-jserver_1.1.1~a021+cvs20130302-5build1_amd64 bug

名称


       atod                EUC形式辞書 → バイナリ辞書ヘの変換

形式


       /usr/local/bin/Wnn4/atod [-s 語数] [-R] [-S] [-U] [-r] [-N] [-n]
               [-P パスワードファイル名] [-p 頻度パスワードファイル名]
               <バイナリ辞書ファイル名>

機能


       atod  は、標準入力の EUC 形式辞書をバイナリ辞書形式に変換して、指定さ れたファイルに出力す
       る。デフォルトの EUC 形式は、UJIS 形式である。 UJIS  以外の  EUC  形式の辞書を変換する場合
       は、環境変数 CSWIDTH を 設定する。CSWIDTH のフォーマットは以下の通り。
       CSWIDTH=b1[:c1][,b2[:c2][,b3[:c3]]]
       "b1-b3" は、それぞれのコードセットのバイト数。(SS2とSS3は除く)
       "c1-c3" は、それぞれのコードセットのカラム数。
       "b1" と "c1" は、コードセット1に対するもの。
       "b2" と "c2" は、コードセット2に対するもの。
       "b3" と "c3" は、コードセット3に対するもの。

       UJIS の場合の CSWIDTH は 2,1,2 である。

       -s  は、割当てるメモリの量を指定するオプションであるが、通常は指定する必要 はない。atod が
       メモリ領域不足のメッセージを表示して終了した場合に、-s を 指定して再実行させる。

       以下のオプションによって、動作を指定する。

       -s      辞書の語数より少し大きい数字を指定する。デフォルトは 70000 である。

       -R      EUC 形式辞書を逆変換形式辞書に変換する。(デフォルト)

       -S      EUC 形式辞書を固定形式辞書に変換する。

       -U      EUC 形式辞書を登録可能形式辞書に変換する。

       -r      EUC 形式辞書を変換するときに、読みと漢字を反転する。

       -P      辞書パスワードのファイル名を設定できる。

       -p      頻度部分のパスワードのファイル名を設定できる。

       -N      辞書のパスワードを"*"に設定できる。

       -n      頻度ファイルのパスワードを"*"に設定できる。

関連項目


       jserverrc(4)

                                         28 January 1992                                  ATOD(1)