Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       cut - ファイルの各行から一部分を取り除く

書式

       cut OPTION... [FILE]...

説明

       ファイルの各行から選択した部分だけを切り出し、標準出力に表示します。

       長いオプションに必須の引数は短いオプションにも必須です。

       -b, --bytes=LIST
              バイトで数えた LIST を選択する

       -c, --characters=LIST
              文字で数えた LIST を選択する

       -d, --delimiter=DELIM
              フィールドの区切り文字として TAB の代わりに DELIM を使用する

       -f, --fields=LIST
              LIST のフィールドのみを選択する。-s オプションが 指定されない限り、区切り文字を含ま
              ない行も表示 する

       -n     (無視される)

       --complement
              選択されたバイト数、文字数またはフィールド数の 組を補足する

       -s, --only-delimited
              区切り文字を含まない行を出力しない

       --output-delimiter=STRING
              出力の区切り文字として STRING を使用 デフォルトでは入力の区切り文字を使用

       --help この使い方を表示して終了する

       --version
              バージョン情報を表示して終了する

       -b-c または -f はただ一つのみ、しかも必ず使用してください。各 LIST はコンマで区切られた
       単一または複数の範囲で構成されます。選択  した入力は読み込まれた順番でただ一度だけ出力され
       ます。 範囲指定は以下のいずれかです。

       N      N 番目のバイト、文字またはフィールド。行頭を 1 とする

       N-     N 番目のバイト、文字またはフィールドから行末まで

       N-M    N 番目から M 番目 (これも含める) までのバイト、文字またはフィールド

       -M     行頭から M 番目 (これも含める) までのバイト、文字またはフィールド

       FILE が無いまたは - の場合は標準入力から読み込みます。

       GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/> cut  の翻訳に関
       するバグは  <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 完全な文書を
       参照する場合は info coreutils 'cut invocation' を実行してください。

作者

       作者 David M. Ihnat、 David MacKenzie、および Jim Meyering。

著作権

       Copyright © 2013 Free Software Foundation, Inc.  ライセンス GPLv3+: GNU GPL version  3  or
       later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
       This  is free software: you are free to change and redistribute it.  There is NO WARRANTY,
       to the extent permitted by law.

関連項目

       cut の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および cut の
       プログラムが正しくインストールされているならば、コマンド

              info cut

       を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。