Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       runcon - 指定されたセキュリティコンテキストでコマンドを実行する

書式

       runcon CONTEXT COMMAND [args]
       runcon [ -c ] [-u USER] [-r ROLE] [-t TYPE] [-l RANGE] COMMAND [args]

説明

       指定したセキュリティコンテキストで COMMAND を実行します。 セキュリティコンテキストは、完全
       に指定する方法と、 現在もしくは遷移セキュリティコンテキストを元に  変更する  LEVEL,  ROLE,
       TYPE, USER を指定する方法があります。

       -c, -t, -u, -r, -l がどれも指定されていない場合、 最初の引き数が完全なコンテキストとして使
       用されます。 COMMAND より後ろに追加で引き数を指定することができ、 これらは実行するコマンド
       への引き数として渡されます。

       実行が成功するには、コンテキストを注意深く選択しなければならない点に 注意して下さい。

       プログラムを異なるセキュリティコンテキストで実行します。 CONTEXT も COMMAND も指定しない場
       合は現在のセキュリティコンテキスト を表示します。

       長いオプションに必須の引数は短いオプションにも必須です。  プログラムを異なるセキュリティコ
       ンテキストで実行します。 CONTEXT も COMMAND も指定しない場合は現在のセキュリティコンテキス
       トを表示 します。

       CONTEXT
              完全なセキュリティコンテキスト

       -c, --compute
              修正前にコンテキスト移行処理を計算する

       -t, --type=TYPE
              タイプ (親のロールと同じにするために使用する)

       -u, --user=USER
              ユーザ識別情報

       -r, --role=ROLE
              ロール

       -l, --range=RANGE
              レバレッジ

       --help この使い方を表示して終了する

       --version
              バージョン情報を表示して終了する

       GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/> runcon の翻訳に
       関するバグは  <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 完全な文書
       を参照する場合は info coreutils 'runcon invocation' を実行してください。

作者

       作者 Russell Coker。

著作権

       Copyright © 2013 Free Software Foundation, Inc.  ライセンス GPLv3+: GNU GPL version  3  or
       later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
       This  is free software: you are free to change and redistribute it.  There is NO WARRANTY,
       to the extent permitted by law.

関連項目

       runcon の完全なマニュアルは  Texinfo  マニュアルとして整備されている。もし、  info  および
       runcon のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド

              info runcon

       を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。