Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       inotify_rm_watch - inotify インスタンスから既存の監視アイテムを削除する

書式

       #include <sys/inotify.h>

       int inotify_rm_watch(int fd, int wd);

説明

       inotify_rm_watch()  は、監視対象ディスクリプタ (watch descriptor)  wd に対応する監視アイテ
       ムを、 ファイルディスクリプタ fd に対応する inotify インスタンスから削除する。

       監視対象を削除すると、 この監視対象ディスクリプタに対して IN_IGNORED  イベントが生成される
       (inotify(7)  参照)。

返り値

       成功すると、inotify_rm_watch()  は 0 を返す。 エラーの場合、-1 を返し、 errno をエラーの原
       因を示す値に設定する。

エラー

       EBADF  fd が有効なファイルディスクリプタではない。

       EINVAL 監視対象ディスクリプタ wd が有効でない。もしくは、 fd が inotify ファイルディスクリ
              プタではない。

バージョン

       inotify は Linux カーネル 2.6.13 に組み込まれた。

準拠

       このシステムコールは Linux 独自である。

関連項目

       inotify_add_watch(2), inotify_init(2), inotify(7)

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。