Provided by: po4a_0.47-2_all
名前
Locale::Po4a::Common - po4a スクリプトの共通部分とユーティリティ
説明
Locale::Po4a::Common には、po4a スクリプトの共通部分と、他のモジュールで使用する便利な関数 が含まれています。 Locale::Po4a をプログラム内で使用するには、以下のように記述し、Text::WrapI18N を無効にする 必要がある可能性があります。 use Locale::Po4a::Common qw(nowrapi18n); use Locale::Po4a::Text; これは以下の記述を置き換えます。 use Locale::Po4a::Text; この順番は重要です。ほとんどの Locale::Po4a モジュールは、自分自身で Locale::Po4a::Common を読み込んでおり、このモジュールの初回読み込み時に、Text::WrapI18N を使用するように決定し ているためです。
機能
出力メッセージを表示します。 • show_version($) スクリプトのバージョンを表示し、簡単な著作権表示を行います。スクリプト名を引数として受 け付けます。 • wrap_msg($@) この関数は sprintf() と同じ方法でメッセージを表示しますが、端末で見た目がよいように折 り返します。 • wrap_mod($$@) この関数は wrap_msg() と同じように動作しますが、第一引数にモジュール名を取ります。ま た、メッセージの左に空白を残しておきます。 • wrap_ref_mod($$$@) この関数は wrap_msg() と同じように動作しますが、第一引数に file:line の参照を取りま す。第二引数にはモジュール名を取り、メッセージに左に空白を残しておきます。 他のモジュールのラッパー • Locale::Gettext Locale::Gettext モジュールが読み込めない場合、このモジュールは以下の関数のダミー (空) の実装を提供します。この場合、po4a でメッセージは翻訳されませんが、プログラムは動作を 継続します。 Locale::gettext が有効なら、このラッパは setlocale(LC_MESSAGES, "") を呼び出し、呼び出 し元が POSIX モジュールのいずれにも依存しないようにします。 • bindtextdomain($$) • textdomain($) • gettext($) • dgettext($$)
著者
Jordi Vilalta <jvprat@gmail.com>
訳者
倉澤 望 <nabetaro@debian.or.jp> Debian JP Documentation ML <debian-doc@debian.or.jp>
著作権・ライセンス
Copyright 2005 by SPI, inc. 本プログラムはフリーソフトウェアです。GPL の条項に基づき再頒布と変更を行うことができます (COPYING ファイルをご覧ください)。