Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       __setfpucw - i386 アーキテクチャにおける FPU のコントロールワードの設定 (obsolete)

書式

       #include <i386/fpu_control.h>

       void __setfpucw(unsigned short control_word);

説明

       __setfpucw()   は、i386アーキテクチャにおいて control_word を FPU (floating-point unit) の
       レジスタに転送する。 これは浮動小数点演算の精度、丸め方、 および浮動小数点例外を制御するの
       に使われる。

準拠

       この関数は非標準で GNU 拡張である。

注意

       glibc 2.1 以降では、この関数は存在しない。 新たな関数群が C99 から導入された。これらのプロ
       トタイプは   <fenv.h>   に置かれている。   FPU    の丸めモードの制御には    fegetround(3),
       fesetround(3)  などが、浮動小数点関連の環境には fegetenv(3), feholdexcept(3), fesetenv(3),
       feupdateenv(3)   などが、   FPU   例外処理には    feclearexcept(3),    fegetexceptflag(3),
       feraiseexcept(3), fesetexceptflag(3), fetestexcept(3) などが導入された。

       FPU  のコントロールワードへどうしても直接アクセスする必要がある場合には、  <fpu_control.h>_FPU_GETCW マクロと _FPU_SETCW マクロを用いることは可能である。

       __setfpucw(0x1372)

       は、i386アーキテクチャにおける FPU のコントロールワードを、
            - 拡張精度
            - 最も近い整数へ丸める、中間の場合は偶数を選択する。
            - 桁溢れ、0で除算、及び無効値(NaN)ときに例外を発生に設定する。

関連項目

       feclearexcept(3)
       <fpu_control.h>

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部  である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。