Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       creal, crealf, creall - 複素数の実部を取得する

書式

       #include <complex.h>

       double creal(double complex z);
       float crealf(float complex z);
       long double creall(long double complex z);

       -lm でリンクする。

説明

       creal()  関数は複素数 z の実部を返す。

       次の関係が成立する:

           z = creal(z) + I * cimag(z)

バージョン

       これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。

属性

   マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)
       関数 creal(), crealf(), creall() はスレッドセーフである。

準拠

       C99.

注意

       gcc では __real__ を使うこともできるが、 これは GNU による拡張である。

関連項目

       cabs(3), cimag(3), complex(7)

この文書について

        この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                            2013-09-18                                   CREAL(3)