Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       clearerr, feof, ferror, fileno - ストリームステータスのチェックとリセット

書式

       #include <stdio.h>

       void clearerr(FILE *stream);

       int feof(FILE *stream);

       int ferror(FILE *stream);

       int fileno(FILE *stream);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       fileno(): _POSIX_C_SOURCE >= 1 || _XOPEN_SOURCE || _POSIX_SOURCE

説明

       関数  clearerr()  は stream で示されるストリームの EOF(end-of-file) 指示子とエラー指示子を
       クリアする。

       関数 feof()  は stream で示されるストリームの EOF 指示子をテストし、 セットされていれば  0
       以外の数を返す。 EOF 指示子は、関数 clearerr()  によってのみクリアすることができる。

       関数 ferror()  は stream で示されるストリームのエラー指示子をテストし、 セットされていれば
       0 以外の数を返す。 エラー指示子は、関数 clearerr()  によってのみリセットすることができる。

       関数 fileno()  は、引数 stream を調べ、その整数のディスクリプタを返す。

       これらの処理を停止せずに行いたいときは、 unlocked_stdio(3)  を参照のこと。

エラー

       これらの関数は失敗すべきではなく、また、外部変数  errno   に値をセットしない。   (しかし、
       fileno()  関数の場合で、引数が有効なストリームでなかった場合、 関数は -1 を返し、 errnoEBADF を設定しなければならない。)

属性

   マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)
       関数 clearerr(), feof(), ferror(), fileno() はスレッドセーフである。

準拠

       関数 clearerr(), feof(), ferror()  は C89, C99,  POSIX.1-2001,  POSIX.1-2008  に準拠してい
       る。

       関数 fileno() は POSIX.1-2001 と POSIX.1-2008 に準拠している。

関連項目

       open(2), fdopen(3), stdio(3), unlocked_stdio(3)

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                            2014-01-15                                  FERROR(3)