Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       fseeko, ftello - ファイル位置を探す/報告する

書式

       #include <stdio.h>

       int fseeko(FILE *stream, off_t offset, int whence);

       off_t ftello(FILE *stream);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       fseeko(), ftello():
           _FILE_OFFSET_BITS == 64 || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L || _XOPEN_SOURCE >= 600
           (廃止予定のマクロ _LARGEFILE_SOURCE を指定しても動作する)

説明

       fseeko()   関数および ftello()  関数は、 それぞれ fseek(3)  および ftell(3) と同一の機能を
       持つ (fseek(3)  を見よ) が、ただし fseeko()  関数の offset 引数と  ftello()   の返り値が、
       long ではなく off_t になっている。

       多くのアーキテクチャでは off_tlong も共に 32 ビットの型であるが、

              #define _FILE_OFFSET_BITS 64

       でコンパイルすると off_t は 64 ビット型となる。

返り値

       成功した場合、  fseeko()   は 0 を、 ftello()  は現在のオフセットを返す。 失敗した場合、-1
       を返し、 errno にエラーを示す値をセットする。

エラー

       fseek(3)  の「エラー」の節を参照。

準拠

       SUSv2, POSIX.1-2001.

注意

       これらの関数は System V 的なシステムにある。  libc4,  libc5,  glibc  2.0  にはなかったが、
       glibc 2.1 から使えるようになった。

関連項目

       fseek(3)

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                            2014-03-20                                  FSEEKO(3)